脳血管性認知症の特徴

脳血管性認知症
目次

1. 脳血管性認知症とは?

認知症にも様々な種類・症状があります。その中でここでは脳血管性認知症について解説していきたいと思います。

脳血管性認知症は脳梗塞や脳出血などによって酸素や栄養が行き渡らず脳細胞の死滅し、本来の機能が失われ認知症になります。脳出血などの範囲や部位によっても症状は変わってきます。 アルツハイマー型認知症に次いで多く男性にみられています。 脳血管性認知症は本人にも病識があり、「できること、できないこと」など自覚があり悲しさや歯がゆさを感じている事もあります。それに伴い、うつ症状も出る事もあります。

2.どんな症状や特徴があるの?

物忘れや物や人を認識できない、物事を順番通りにできなくなるなど他の認知症の症状との大きな違いはありませんが、特徴的な症状として5つあります。

  • まだら認知症   障害がない部位は機能か保たれているため、できることとできないことの差が出てくる。また、1日の中でも体調によって症状に波がある。
  • 感情失禁   急に怒ったり泣き出したりしてしまうなど感情のコントロールができなくなる。
  • 失行・失認   服を着るなど日常的な事ができなくなる(失行)やご飯が目の前にあっても食べ物と認識できない(失認)。
  • 失語   言葉を発する事はできるが、自分の番が来ると話せなくなったりする。また、聞く・読む・書く事ができなくなる。
  • 他の症状と併発しやすい   脳細胞の死滅によって、運動麻痺や言語障害など様々な症状が併発することがある。

脳血管障害の身体的治療が落ち着くと物忘れなどの症状が現れてきます。段々と本人や周りが気付き始めますが、認知症になっているとは分からず症状の発見が遅れやすくなります。しかし、症状が安定し脳血管障害の再発などが防げれば、急激な悪化を防げることが脳血管性認知症の特徴です。

3.予防や治療法はあるの?

死滅した脳細胞は甦る事はないため根本的な治療法はないが、脳には機能の可塑性があります。そのため、脳血管障害の再発防止のためにもリハビリ(麻痺、失語など)を行う事で機能回復や維持が可能になります。また、血圧や血糖を継続的にコントロールすることも大切です。 脳血管性認知症は適度な運動やストレスを溜めないなど日々の生活で予防できます。そのため、生活習慣を見直す事が大切です。

4.対応はどうすればいいの?

詳しい対応法は「認知症の方への接し方のコツ」を参考にして頂きながら、感情失禁やコミュニケーションの障害も理解していきましょう。また、リハビリや生活習慣の改善は大きな期待をしないことが大切です。

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