地域包括支援センターとは?どんな仕事をしているのかご紹介!

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地域包括支援センターとは?

少子高齢化社会となった現代、「介護」は身近なことになっています。しかし、実際に自分や家族が介護を必要とした時、どこに相談したら良いのか迷ってしまうと思います。近年ではインターネットの普及によって介護に関する有益な情報も手軽に知ることが出来るようになりましたが、介護を必要とする方の中には、こうした媒体をお使いにならない方もいらっしゃいます。

自分が住む地域に、身近に介護相談が出来る窓口があると安心ですね。
それが今回取り上げる地域包括支援センターです。介護・医療・保健・福祉などの側面から地域の高齢者を支える「総合相談窓口」であり、介護支援専門員・社会福祉士・保健師などの専門職が配置されていて、介護や介護の予防、保健福祉、日常生活支援などの各サービスの相談に応じます。

自治体の規模にもよりますが地域包括支援センターは市区町村に1カ所以上設置されており、公立中学校の学区に1カ所の割合となっています。

地域包括支援センターはどんな仕事をしているの?

地域包括支援センターは以下の4つを主たる業務としています。

  • 介護予防ケアマネジメント
  • 総合相談
  • 包括的・継続的ケアマネジメント
  • 権利擁護

それぞれ順番に解説します。

介護予防ケアマネジメント

介護保険で要支援の認定を受けた方に対して、要介護状態になることを防ぐことを目的とした支援体制を構築すること。

総合相談

介護を必要とする本人だけでなく、介護者である家族に対しても相談対応を行う。介護サービスだけではなく、健康・環境・経済に係る高齢者福祉の総合相談が可能。

包括的・継続的ケアマネジメント支援業務

管轄する地域に所在する居宅介護支援事業所のケアマネージャーに対する研修会の実施やネットワークの確立、問題発生時のサポートの他、地域ケア会議を開催し地域課題の共有、解決策の立案を行う。

権利擁護

悪徳商法やオレオレ詐欺などへの対応。虐待の早期発見・対応。成年後見人制度の手続きや支援など高齢者の権利擁護に関すること。

地域包括支援センターの職員にはどんな人がなれるの?

地域包括支援センターは高齢者の様々の相談対応を行うにあたって専門的な対応を行っています。発生している個人・地域の課題を解決に導くサポートを行うには高い専門性が求められます。ここでは地域包括支援センターで働いている専門職について紹介します。

主任ケアマネージャー

介護全般の相談対応を行い、主に要支援認定を受けている方の介護予防ケアマネジメントを実施します。地域の居宅介護支援事業者が抱えている困難事例へのサポートやサービス事業所の連携、質の向上の支援を行います。

保健師

健康・医療・介護予防・地域支援事業・虐待問題に対して医療の専門職としての視点で支援を行います。

社会福祉士

介護や生活支援の他、消費者被害・困難事例・虐待問題、成年後見人制度の利用援助等、高齢者の権利擁護に対する支援を行います。

その他、地域包括支援センターには、生活支援コーディネーターが配置されます。生活支援コーディネーターは、地域の高齢者の生活支援・介護予防の基盤整備を推進する活動を行い、国が進める地域包括ケアシステムの構築に当たって中心的な役割を果たしています。

地域包括支援センターを利用するまでの流れ

地域包括支援センターは介護に関することだけでなく、地域で起きている高齢者課題について総合的な相談を行える機関です。気になっていることがあれば、小さなことでもまずは相談するのが良いでしょう。自分の住んでいる地域のどこに包括支援センターがあるのか確認しておくことが大切です。

【当法人が仙台市より委託を受けている地域包括支援センター】

 南吉成地域包括支援センター

 〒989-3204 仙台市青葉区南吉成7-14-1

 Tel:022-719-5733(Fax兼)

 E-mail:m.houkatsu@oishigaharakai.or.jp

 

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